復縁について調べると必ず一度は「冷却期間」や「沈黙の期間」といった言葉を目にしたことがあると思います。
人によっては
「そんなことしてたら元彼も私のこと忘れちゃうよ!」
とすら思ってしまうかもしれません。
しかし、そう簡単に邪険にしてしまうのはキケン。
どこでも見ることがあるワードであるということはつまり、どんな復縁にも効果が期待できるのが冷却期間であるとも言い切れるのです。
そんな冷却期間ですが、なぜそこまで復縁を望む人にオススメされるか分かりますか?
冷却期間がもたらす効果や男性心理への影響を知り、なぜ冷却期間が重要なのかについて理解を深めていきましょう。
▼タップですぐに読みたい部分に飛ぶ
どうして復縁に冷却期間は重要視されるの?
まずは、冷却期間がなぜ復縁において重要なのかを知っていきましょう。
冷却期間を置くことで、本当の意味で元彼の気持ちに理解を示すことができる
別れの原因が自分にあるのなら、元彼と別れれば反省することができるでしょう。
ですが、別れて間もないうちはどうしても元カレへの未練が先行してしまうので、本当の意味で彼の気持ちを理解することができないのです。
例えば、
こんな風に、どうしても自分の気持ちが全面に出て「彼がどういう気持ちだったのか」というところまで頭が回りません。
それは決して悪いことではありませんし、人として当然の感情なのですが、だからこそその元彼の気持ちにまで理解を示すことが出来れば、一気に復縁に近づくのです。
一見復縁には直結しないように感じるかもしれませんが、この気付けなかった部分に気づくことが出来れば、
「どうせ元カノ(あなた)は俺の気持ちなんて分かってくれない」
なんて思わせてしまうことがなくなり、「次は大丈夫かも」という期待に繋がっていくようになります。
元彼と復縁したいと思うあなたが、次こそは本当の意味で元彼の気持ちを理解できる存在になるために、この冷却期間は必要不可欠なのです。
冷却期間を置くことで、別れの原因を考え、改善する時間になる
忘れられない元彼とよりを戻すためには、別れることになってしまった原因は当然払拭しなければいけません。
しかし元彼がそばにいると、原因の解決よりも目の前にいる元カレにどうにかして「よりを戻して」と気持ちを伝えたくなってしまうものです。
元彼からすれば別れの原因が改善されていない元カノ(あなた)とよりを戻すなんて考えられません。
また、あなたはそんな少ない可能性に賭けて神経をすり減らしながら「復縁したい」と伝えているだけでは、お互いにとってお互いの存在がストレスにしかなりません。
「冷却期間なんて取らなくても、私は大丈夫」という自信がある人でも、
- 元彼に他の女性の影が見えるようになる
- あなたが良かれと思ってした元彼への連絡で、元彼にブロックされてしまう
- 一生懸命アプローチをしているのに、その全てが元彼に響かない日々が続く
こんな事態になっても落ち着いていられるのか、冷静になって考えてみたら相当難しいことであると分かると思います。
冷却期間を置くことで、お互いに落ち着く時間がもてる
何より一番重要となる理由です。
そしてこのための時間が一番取りにくいとも言えるでしょう。
予期しない別れや自分の気持ちがスッキリしないままでの別れを迎えたあとは、どうしても話し合いの時間を設けたくなってしまうものです。
しかし、話し合いを設けることに一生懸命になっている時はその他の事を考えられなくなっている、言わば冷静ではない状態になっています。
「チャンスが欲しいと伝えたい」
「とにかく誤解を解きたい」
「話を聞いて欲しい」
こういった言葉が頭をめぐっているのであれば、ツライとは思いますが今はグッと我慢しましょう。
そんな状態で仮に話し合いの時間を設けても、別れ話と同じ事を繰り返してしまうどころか相手を呆れさせてしまって逆効果になってしまいますからね。
冷却期間を置くことで、これ以上嫌われないようにできる
好きな人には嫌われたくない。これは恋をしている人なら誰しもが思うことです。
しかし、別れてしまったという事実がある以上、悲しいことではありますが、少なくともあなたは元彼に嫌われてしまう候補として一番の立場にいるのは間違いありません。
- 元彼にしつこく連絡をしてしまう
- 「別れたい」という元彼の気持ちを無視して自分の気持ちを押し付けてしまう
- 元彼が「嫌だな」「やめてほしいな」とやめられない
など、嫌われてしまう理由は様々ですが、「恋人」というフィルターがなくなってしまった今のあなたは、こういった失敗をしても彼に許してもらえるチャンスを失ってしまったのです。
よりを戻すのに嫌われてばかりでは当然復縁なんてできません。
それこそが冷却期間の真髄です。
冷却期間がもたらす効果と男性心理への影響
冷却期間を置くことで、元彼に「寂しい」という気持ちを持たせることができる
すでに嫌われているのに姿を隠したところで「寂しい」なんて思ってもらえるのか?という疑問もあると思います。
ところが男性には、別れた女性を恋しく思ってしまうという男性ならではの習性があるのです。
特に振られた立場からすると、自分を振った元彼はフリーになった途端幸せそうで、まるで自分のことなんて忘れているかのように見えるでしょう。
しかし、人の記憶というのは時間が経つにつれてどんどん美化されていくもので、
- あなたとデートした場所
- あなたと一緒に食べたもの
- あなたと話したこと
こういったものに別れてから再び触れると、「元カノ(あなた)ともこんなことがあったな」と思い出すものなのです。
その思い出し方も「もう2度とあんな思いしたくない!」というような感じではなく、
「こんなことをして楽しかったなぁ」
というように、いい思い出として懐かしみ、少しずつ「あの頃は良かったな」と寂しさを感じるようになります。
しかし、そうして懐かしい思い出に浸っている途中で、「今」のあなたが姿を表すと急に別れ際の嫌な思い出が蘇ってしまうのです。
急に現実に引き戻されるような感覚と考えると分かりやすいでしょう。
冷却期間を置くことで、元彼を驚かせることができる
どんな人でも、なかなか顔を合わせる機会がないような人とばったり会えば驚くものです。
その驚きがあると、
- 「最近なにしてるの?」などとお互いの近況を語り合える
- お互いの些細な変化にも気づく
こんな風に、お互いへの興味関心が普通に会うよりもずっと強くなります。
復縁を叶えるためには、元彼に「変わったあなた」を受け止めてもらうことが必要です。
ですので、こうして冷却期間を取ることで元彼があなたへより強く関心を持つように働きかけると、
- 自分磨きを頑張りすぎなくて済む
- 自分から一生懸命アプローチをしなくても、元彼の方からもアクションをもらえる
このように、かなり復縁が有利に動かせるようになります。
いくら「自分の力で頑張る!」という頼もしい意思があったとしても、元彼の警戒心が強すぎて拒絶されてしまえば意味がありません。
冷却期間を置くことで、あなたが冷静になったことを伝えることができる
特に別れを切り出してきたのが元彼の方だった場合、別れの直後に連絡をしてくる元カノ(あなた)に対しては、
「また自分が責められて嫌な思いをするのかな」
こんな風に警戒心を持たれてしまっています。
だからこそ、あえて冷却期間を取って距離をおくことで「私はあなたに執着していません」というアピールができるのです。
どんなに言葉で「私はもう大丈夫だから話を聞いて」と伝えても、やっぱり彼には受け止められません。
冷却期間を置くことで、元カノ(あなた)のことを忘れていく
まったく交流がない人のことは、当然ですが徐々に忘れていくのが人間というもの。
一見すると「自分を忘れられてしまう」というのは復縁に逆効果なように見えますが、実はこれが良い効果をもたらすこともあるのです。
忘れられるという意味は、文字どおり元カレの中から全体的にあなたの記憶が薄れていくということになります。それは、
- 別れの原因になったあなたの言動
- 別れ際にやらかしてしまったこと(大泣きした、元彼を責めたなど)
- その他、元彼に忘れてほしいこと
こういった復縁の障害になりかねないあれやこれやも忘れてもらえるということなのです。
こういったものは「忘れて!」と伝えて忘れてもらうものではありませんから、時間の経過とともに元彼の中から消えるのを待つのがセオリーでしょう。
必死に自分を磨いて、忘れてほしい記憶を塗り替えられるような素敵な女性になることができれば、そんな時間も必要ないかもしれません。
しかし、現実的に考えればそこまで自分磨きにかける時間を考えればそんなに違いはありませんし、それどころか自分磨きにかける時間と労力の方が余計にかかります。
冷却期間を置くことで、元彼に「連絡したいな」と思わせる
冷却期間は長くなれば長くなるほど、
- 元彼があなたのマイナスイメージを忘れる
- 「寂しい」という思いを大きくする
と復縁には有利な効果が出てきますが、その結果、元彼の方から
「久しぶりに連絡してみようかな」
こんな風に思わせることもできるようになります。
この効果をより出したいと思う人は、フェイスブックやインスタグラムなどのSNSを活用するのがオススメです。
冷却期間中は元彼に連絡を取らないことが基本ですから、別の方法で元彼に「連絡したい」と思わせることになります。
そこで便利なのが、SNSです。
実は男性は、別れた元カノのSNSをつい覗いてしまうという人が非常に多い傾向があります。
記憶が美化されるという人の記憶の習性も相まって、男性なら復縁する気が無くてもなんとなく過去の女性が今何をしているのかつい気にしてしまうのです。
そこであなたがSNSに元彼の関心を引きつけるような投稿をしておけば、元彼も思わず自分から連絡したくなる気持ちが大きくなります。
SNSはあなたから元彼に「見て見て!」とアピールするものではなく、元彼を含め第三者が「この人のSNSを見よう」と思って初めて見てもらえるものです。
直接メールやLINEなどで「私こんなに変わったんだよ!見て!」とアピールするのは元彼にとって迷惑ですが、SNSなら元彼が自分のペースであなたの変化を受け止めていきます。
ですから、いくら都合よく変化をアピールしても失敗はありません。
冷却期間を制するものは、男心を制する
冷却期間に関しては「とりあえず沈黙すればいい」と気楽に考えている人が多いと思いますが、その裏にはこんなに期待できる効果があると知って驚いたのではないでしょうか。
元彼とコミュニケーションが取れないという寂しさや不安と引き換えに、その先にある復縁を叶える強力な味方となってくれる冷却期間。
まだ試してない人や、いまいち復縁活動が進展しないという人はぜひ、冷却期間を取ってみることも前向きに考えてみてください。