振られた後って、なかなか前向きになれないですよね。
ずっとこの辛い気持ちが続くのかと思うと、不安や絶望に襲われることでしょう。
そこから早く前向きになりたいのなら、実はしっかり落ち込むことが重要です。
この記事では、前向きになるための落ち込み方と、そこからの立ち直り方をご紹介していきます。
失恋後に早く立ち直りたいと思っている人は、ぜひ参考にしてみてください。
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一度は落ち込んだ方が早く前向きになれる
きっとこの記事を読んでいるあなたは、「前向きになりたい」という気持ちが強いことでしょう。
前向きになりたい気持ちが強い人は、落ち込むことを蔑ろにしがちです。
「落ち込んではダメだ」と、頑張って落ち込まないように努めている場合もあるのではないでしょうか。
しかし、早く前向きになるには、一度ちゃんと落ち込んだ方がいいのです。
なぜなら、失恋したという辛い事実をしっかり受け止めた後でなければ、人は前に進めないからです。
失恋したことを考えないようにしようと頑張るほど、立ち直るのが遅くなるのだと理解しておいてください。
一度は落ち込んだ方が早く前向きになれる
前向きになるには、一度は落ち込んだ方がいいとご説明しましたね。
失恋後に落ち込むことはとても大切ですが、中には落ち込んだきり、ずっと暗い気持ちが続いてしまう人もいます。
落ち込み方が間違っていると、気持ちを前向きに切り替えられないのです。
前向きになるには、失恋した後の最初の3日間で失恋をしっかり受け止め、辛い感情を昇華しきれるかが肝になります。
ここからは、前向きになるための最初の3日の落ち込み方をご紹介します。
失恋ソングを聞く
失恋した後には、自分の気持ちにぴったりと合った失恋ソングを聞いてください。
同質効果といって、落ち込んでいる気持ちに近い曲を聞いた方が、その後の立ち直りが早くなると心理学でも証明されています。
失恋ソングを聞くと、彼への思いが溢れてきて苦しくなってしまう場合もあるかもしれません。
しかし、そうやって曲に気持ちを重ねてどっぷり落ち込むことで、曲を聞いた後は心が楽になるはずです。
彼のことを何度も思い出す
彼のことを思い出してしまうのは「ダメなこと」だと思っていませんか?
実は、失恋後に彼を何度も思い出すことで、早く前向きになることができるのです。
ただし、彼のことを思い出す時には、少し遠くから自分が体験したことを眺めるような思い出し方をしてみてください。
記憶を追体験するのではなく、「あの時、彼がこんなことを言って、私はこう思ったんだっけ」と映像を見るように客観的に記憶を思い出すのです。
これは「認知療法」と言って、うつ病やパニック障害など、様々な精神の病の治療に用いられる方法のため、これを実践することで失恋の辛さも癒されるのです。
涙を流す
失恋後には、意地を張らずに思いっきり泣いてください。
涙を流すことは、最高のストレス発散方法です。
涙はコルチゾールというストレスホルモンを含んでおり、涙を流すことであなたの体からストレスホルモンが流れ出るため、泣くとすっきりするのです。
また泣くことで副交感神経が刺激され、気持ちを落ち着ける効果もあります。
失恋後に号泣した人ほど、その後は失恋を引きずらず、前向きになれるでしょう。
辛い感情を書き出す
失恋後に湧いてくる、辛い感情を否定してはいけません。
辛い感情は、紙に書き出してください。
感情を書き出すことは心理学用語で「筆記開示」と呼ばれ、感情を整理する方法としてよく使われます。
人は頭で考えているとネガティブに思考が循環しがちですが、紙に書いて自分の感情を客観的に捉えることで、ポジティブな思考を循環できるようになると実証されています。
思いっきりネガティブな感情ばかり書き連ねるのは、ネガティブな行為に思えるかもしれませんが、それをやった後には前向きになることができるのです。
ここからは前を向こう!4日目からの立ち直り方
失恋から3日間は自分のマイナスな感情を吐き出したり、涙を流すなど、どっぷり失恋に浸かることで失恋を受け入れることが大切でした。
自分の失恋と向き合った後は、もう少し意識を自分の外側へ広げていきましょう。
ここから、4日目からの立ち直り方をご紹介します。
前向きになれるまでもうあと一歩ですから、ひとつひとつ試してみてください。
友だちと会う
失恋から数日したら、ぜひ友だちと会いましょう。
人には考え方の癖があり、ひとりで考えていると思考が堂々巡りしがちです。
違う思考パターンの人と話すことで、気が楽になるはずです。
友だちと会うことで、意識せずとも自然と彼のことを考えない時間が生まれるのも、前向きになるきっかけになります。
他人に自分の感情を話すことはカウンセリング効果もありますから、なかなか失恋の辛さから抜け出せない人は、辛い気持ちを友だちに聞いてもらうのもおすすめです。
質の良い睡眠をとる
脳が疲れていると、人は前向きになることができません。
脳の疲れを取るには、質の良い睡眠をとることが一番です。
失恋後は脳が興奮して眠れない症状が出ることも多いですから、日中から睡眠に向けてしっかり準備することが必要です。
質の良い睡眠のためには
- 日光にあたる
- ぬるめのお風呂にゆっくり浸かる
- 寝る前2時間は部屋を暗くする
- 寝る前2時間はスマホ・テレビの画面を見ない
- 寝る前に部屋の温度を少し下げる
ことが効果的とされています。
寝る直前までスマホを触る人は多いと思いますが、寝る前はラジオや音楽を聞くなど目に刺激を与えないよう工夫してみてください。
旅行する
傷心旅行という言葉がありますが、失恋後の旅行は脳科学的にも有効だとわかっています。
人は環境が変わると、自然と気持ちが切り替わります。
なぜなら、新しい環境に順応するために脳に新しい回路ができるからです。
新しい回路をたくさん使うことで、自然と過去のことをあまり考えなくなります。
環境を変えると言っても、引越しや転職などをするのは大変ですから、旅行で手軽に環境の変化を起こして脳の回路を切り替えましょう。
いい宿に泊まってみたり、美味しいご飯を食べたりと、ポジティブな体験をして「失恋したからこそこんな体験ができた」と考えてみてください。
彼と出会えて成長できたと思う
「彼と結婚できなかったから、彼と付き合った時間が無駄になった」
「彼と付き合えなかったから、片思いの時間が無駄になった」
と考えてしまう人もいるかもしれませんが、これは事実ではありませんよね?
彼と出会ったからこそ、今のあなたがいます。
彼と結ばれない運命だとしても、彼と出会ったことにはちゃんと意味があるはずです。
彼と出会ったことに、ポジティブな意味を見出してみましょう。
前向きになるための注意点
前向きになりたかったら、気を付けたいポイントがあります。
失恋を長引かせないために、注意しておきましょう。
お酒は控える
失恋後にヤケ酒をする人も多いですが、お酒で失恋を忘れることはできません。
お酒は、睡眠を浅くする作用があります。
お酒を飲んだ時は気持ちが晴れた気がするかもしれませんが、眠りが浅くなるため、結果的には脳の疲れが溜まってネガティブな思考が強くなってしまいます。
お酒のせいで現れたネガティブな思考を打ち消すために、さらにお酒を飲み、アルコール依存症に陥るリスクすらあります。
落ち込んでいる時ほど、お酒はあまり飲まないよう気をつけるべきなのです。
彼のSNSを見ない
彼のSNSを見る行為は、依存性が強いと言われています。
「更新されたかな」と何度も確認し、更新されていた時にはあなたの脳に快楽物質が出るため、ギャンブル依存症のようにSNSを確認することに依存していくのです。
しかし、彼のSNSを見たところで、彼とあなたの距離が近くなるわけでも、復縁できるわけでもありません。
彼のSNSを見る行為は、ただ、あなたが前を向くのを阻むだけです。
彼に連絡しない
失恋後、彼が恋しくなっても連絡してはいけません。
失恋した後のあなたは、冷静ではなく傷ついて混乱している状態です。
そこで彼と接触すると、混乱はより激しくなり、失恋から立ち直れなくなります。
彼に連絡するのは、一通り落ち込んで完全に前向きになれてからにしましょう。
まとめ
失恋から前向きになるには、一度はしっかり落ち込むことが大切ですが、落ち込み方にもコツがあります。
- 失恋ソングを聞く
- 彼のことを何度も思い出す
- 涙を流す
- 感情を書き出す
という4つの方法で、自分の失恋と向き合うのです。
しっかり落ち込んだ後は、自分の内側ではなく外側に意識を向けて、前向きな方向へ足を進めてみましょう。